大学3年生の時に観た映画に登場していたSUBARU車に、すっかり惹きつけられてしまいました。ハリウッドの大作映画に日本車が登場していることの誇らしさもありましたし、その中でもSUBARU車のかっこよさがとても衝撃的でした。もともとは別の業界を考えていたのですが、それをきっかけにSUBARU車の販売に携わりたいと思うようになりました。それまでは特にクルマに興味があった訳ではなく、運転するのも最低限という感じだったので、周囲の友人たちも驚いていました。
初めてSUBARU車を運転したのは入社後の研修会でした。プリクラッシュブレーキや滑りやすい路面での運転など、普段のドライブではできない経験を通して、改めてSUBARUの技術力やSUBARU車の性能の高さを感じました。
就職活動中に接したSUBARUの販売会社の方々はみなさん明るくて、緊張しているこちらの気持ちをほぐしてくれるような方が多く、程よい緊張感で面接を受けることができたのを憶えています。また、女性スタッフも生き生きと楽しそうに働いているところがとても印象的でした。
フロントスタッフという職種は就職活動中に知りました。私は大学で福祉や心理学を学んでいたこともあり、お客様にクルマを販売することよりも、その後のアフターサービスを通じてお客様との信頼関係を築いていきたいと思い、フロントスタッフを希望しました。クルマのメカニズムには全然詳しくなかったのですが、クルマの知識は入社後の研修でもしっかりと学べましたし、メカニックや営業にいろいろと教えていただきながら、身に付けることができました。フロントスタッフというと、SUBARUではメカニックを経験したスタッフがなるケースが多いのですが、私のようなメカニック未経験者でも周囲のサポートのおかげで務めることができています。
フロントスタッフの仕事は、点検や車検、修理などで入庫されるお客様のクルマの受付、クルマの調子を伺う問診、修理の内容のご説明・ご提案などが主になります。
「つい最近まで全然クルマのことがわからなかった」というのは、私自身の強みだと思っていますので、自分がお客様だったらどう説明されたらわかりやすいか、納得感があるかを第一に考えます。私がよくするご説明方法の一つは、普段は見えないような場所も写真に撮ってクルマの状態をお見せすること。「お客様のおクルマは今、このような状態になっています。ですので、このパーツを交換する必要があるのです」というように、写真をお見せしながら説明しています。これは先輩フロントスタッフが、「メカニックに説明されてわからなかったら自分で実際に見てみるといいよ」というアドバイスをしてくれたことがきっかけでした。確かに実際に自分の目で見ると、理解しやすく納得できます。お客様も同じなのではないかと思い、写真を撮ってお見せする方法をとるようになりました。
大学3年生の時に、突然始まった私のクルマ熱ですが、SUBARUの販売会社に入社してからは、さらにその熱が増しました。入社直後は、仕事から帰った後も、毎日のようにドライブに出かけていました。ハンドルやアクセル、ブレーキなどを操って、自分でクルマをコントロールするという感覚が愉しくてしかたなく、寝る時間が少々減っても行きたいくらいでした。仕事の後にドライブする時は、たいてい母を助手席に乗せて、郊外に向かって1、2時間走ります。母との車中の会話もまた良い息抜きになっています。
私にとって、クルマで走ることのもう一つの魅力が、周囲のクルマを観察できることです。歩いていると一瞬で通り過ぎてしまうクルマですが、ドライブ中は前後左右に並んで走るので、じっくり見ることができます。また、どんな人が運転しているのかも見てしまいます。それぞれのクルマに誰かの生活や人生が乗っていて、様々なドラマがあるんだろうな、そんなことに思いを馳せます。そう思うと、SUBARUに入庫されたクルマ1台1台も、同じ。お預かりしているのは、ただのクルマではなく、お客様の生活や人生の一部だと思うと、できるだけお客様に寄り添って、大切に向き合いたいなと思います。
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出社後、開店準備。朝礼。
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開店。ご来店のお客様受付。必要に応じて問診も行なう。
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受付業務の合間にお客様にメールや電話でご連絡をする。
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昼食をとる。
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ご来店のお客様受付。時間があれば勉強のためにメカニックの作業を見学することも。
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受付業務の合間にお客様にメールや電話でご連絡をする。
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ご来店のお客様受付。必要な場合は、お客様のご要望をメカニックに直接伝えに行くことも。
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終礼・片付け・残務処理を行ない、退社。月に一度は店内会議が入る。