私は子どもの頃、壊れたおもちゃを自分で直すのが好きで、親が直そうとしても自分でやる!と言うほどでした。自分で直せた時の達成感と、親に褒められて嬉しかった記憶が強く残っていて、就職活動では製造業や整備士の仕事を探していました。その中でなぜSUBARUを選んだのかというと、一つはSUBARUのクルマへのこだわりの強さ。もう一つは説明会で出会った採用担当者の方をはじめ、社員の皆さんの人柄の良さが決め手になりました。自動車業界は硬いイメージがあって少し怖かったのですが、明るく対応してくださったおかげでその気持ちも払拭されました。会社案内でも社内の明るい雰囲気を感じられて、会議室に行くまでの道のりで「この会社がいいな」と、直感的に応募を決めました。
勢いでメカニックの世界へ飛び込んだので、入社した当社はわからないことだらけでした。私は「SUVってなに?」というレベルからのスタートでしたが、そんな状態でも研修や業務を通して丁寧に教えてもらえたので、安心しました。また、入社時は男性メカニックに比べて力も身長も足りないことですごく悩んでいたのですが、困った時に相談すると他のスタッフが手伝ってくれたり、一緒に別の方法を考えてくれたりと周りがサポートしてくれたおかげで最初に挫けることなく、今日まで楽しく仕事を続けられています。コミュニケーションが活発な店舗なので、私も後輩やこれから入社する人が困った時に相談しやすいように、笑顔を大切にして明るいお店づくりを心がけています。
私は、ディーラーはクルマにとっての“病院”だと思っています。病院は、患者さんがどんな症状で来るか予約でわかっていても、実際の症状やお客様が不安に感じていることは診察してみないとわからないと思います。
ディーラーも同じで、お客様と直接お話しすることで初めてわかるトラブルも多く、常に臨機応変な対応が求められます。そして、お客様の抱える不安を払拭するために整備をするのはもちろん、不具合の状況や整備の内容についてのご説明することも大切です。整備を行ったメカニックが直接お話をする方がより安心していただけると思っているので、私は積極的にお客様に説明をするように心がけています。
入社1年目の頃、仕事でわからないことや困ったことの相談に乗ってくれた先輩のように、私もこれからもっと後輩のサポートをしたいと考えています。私は入社時に色々な悩みを女性メカニックの先輩に聞いてもらえてすごく助かったし、「女性でも頑張れるんだ」と思えるようなお手本がいることが心の支えになりました。なので、私も後輩に同じように思ってもらえる存在になりたいと思っています。また、女性メカニックはまだ数が少ないのでお客様から驚かれることもありますが、「かっこいいね」と褒めていただくことがよくあります。最初は女性がメカニックになることに特別な意識はしていなかったのですが、改めてそう言っていただけるととても嬉しかったです。今では「女性メカニックってかっこいいね」と言っていただくことが一番のやりがいになっています。これからは後輩のサポートをしながら、女性メカニックならではのやりがいや楽しさも伝えていきたいです。
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出社。
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全体朝礼。
朝礼後は全員で工場の掃除、ゴミ捨て。 -
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開店。
その日の点検作業を開始する。 -
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メカニックの仲間と一緒にランチ。
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整備を担当するお客様にご挨拶を
し、整備の説明。 -
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その日は行っている点検作業や車検作業を行う。
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終礼で仕事の進捗を確認。
その日の作業が終わり次第工場、
駐車場などの片付けをして終業。